ポール・ドラルーシュの作品集 ~歴史画の名手~

精緻でリアリティを感じる技法、劇的な表現。ポール・ドラルーシュの作品を大きめサイズで並べてみる。順不同です。

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ポール・ドラルーシュ

ポール・ドラルーシュ(Paul Delaroche  1797年7月17日 ~1856年11月4日)はフランスのアカデミズム期の画家。本名はイッポリト・ド・ラ・ローシュ(Hippolyte De La Roche)。

↑自画像

アカデミズム画家の特徴として、この人もとても細かくリアリティのある絵柄。うっかりすると写真と間違えそうなぐらいの作品もちらほら。服の質感がすごすぎです。

歴史画で知られていますが、すべてが歴史的に正確というわけでもない様子。演出効果を狙って色々と変更が加えられています。

例えば、日本だと怖い絵として有名な『レディー・ジェーン・グレイの処刑』

史実としては「広場で処刑され黒い服をきていた」はずなのに、「屋内で白い服」になっています。

背景を黒くして主役に白いドレスを着せる。まぁ、この方が確かにドラマチック。「史実をそのまま絵にしたら地味で見にくいんじゃ!」というドラローシュさんの気持ちはよく分かりますよ(笑)

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