戯言シリーズ、人間シリーズの中で好きなキャラを独断と偏見でランキングします。濃いキャラばっかりで楽しいラノベですよね!
10位 誰でもない彼女
地味にいーちゃんから勝ち逃げした貴重な人物。これは第1作クビキリサイクルから最終作ネコソギラジカルまで通してみても珍しい。
名前がまったくない、ある意味では作中で最もいーちゃんが苦手な存在。しかも、あの潤さんに成り代わると宣言し、本編終了の4年後でも本物を殺そうと頑張ってる様子。
ほとんど話題になりませんけど、作中でも最強クラスでは。隠れた強キャラ感はんぱない。こういう人は好きなんですよね~。
9位 零崎曲識
常に燕尾服の音使い、狙いすぎてるけど個性全開で素敵! 零崎一賊の三天王にして戦いには参加しないってのも良い感じの立ち位置。
8位 零崎人識
きゃー、人識君かっこいいー! 苦労人! 突っ込み体質! 面倒見がいい! かなり強いけど、最強クラスには一歩負ける微妙さ! 2回もいーちゃんを助けてくれるヒーロー!
本編のクビシメロマンチストにて「零崎」として初登場、人間シリーズのきっかけにして中心人物。
零崎のサラブレッドにして純粋なる殺人鬼、と思わせておいて中学校にも通っていた意外な常識人なのが魅力的。突っ込みが毎回さえている。
自分探しに迷走し、変態である双識さんにドン引きしつつも感謝し、出夢と複雑な関係を持ち続け……
混沌なる殺人鬼なのに、実に人間臭いキャラクター。共感できるポイントも多し。しかし、人間臭くて常識人でありつつも普通に殺人鬼でもあるのが、純粋なる零崎の理解不能さとも言えるでしょうね。
7位 零崎軋識
大将! 釘バットで叩き殺すスタイルが分かりやすく暴力的。マイペースすぎる零崎三天王の残り2人に比べると色々とまともっぽいけど、意外にロリコンで2重生活というね(笑)
『俺は生涯! 少女を愛することなんかないと誓うね。』、なんて前振りしておいてからのロリコンは笑えてしょうがない。まぁ、リアル時間軸的には前振りではなく後付けなわけだけど……
<街(バッドカインド)>式岸軋騎の方も気になるキャラクター。暴君との出会いは? チーム解散後の関係は? というか、チーム中心の話も見てみたかった。
6位 零崎双識
殺人鬼にして変態。字面にするとひどすぎて笑える(笑)
でも、零崎の中心として頑張ってるぽいし人識君に対するお兄さんっぷりは熱い。
そして、自身の異名である大鋏<マインドレンデル>を使わない方が強いってのもたまらんですね! この強キャラ特有の無駄な美学とこだわり、いいっすわ~。
マインドレンデル以前の、<20人目の地獄>時代の活躍っぷりも気になります。
5位 石丸小唄
編み込んだ髪と素敵なファッションの大泥棒。この人も強キャラオーラ全開でお気に入り。
背伸びしたキャクターが多い戯言シリーズにおいて、子供っぽい、そして子供っぽさを隠す必要もないというのは少し異質。さすがは潤さんにライバル意識を持つだけはある。
あまり性悪という印象しなかったけど……深く関わると猛烈に疲れそうな気配はする(笑) ここら辺も潤さんと似てますね。
口癖である「お友達<ディアフレンド>」ってのも、オシャレで雑妙な距離感の2人称で好きです。
4位 春日井春日
冴えわたるボケと徹底した自由人っぷりで好きにならざるを得ない。正直、初登場のサイコロジカルでは目立ったキャラじゃないと思いますが、ヒトクイマジカルでの面白さがね……何度も読み返しちゃう。
3位 江本園樹
白衣で水着! いきなり泣き出す精神不安定っぷり! 強烈な登場で、いーちゃんが思わず恋を感じるものしょうがない(笑)
初めて読んだとき、私もビビった後に心打たれましたね。
そして、晴れの日でもレインコートに黄色い長靴。フレンチクルーラー大好き。あのシーン最高でしょう! めちゃかわいい。
狙いすぎてるキャラ設定だけど、その狙いが当たってる。さすが西尾維新。
本気で狐さんを慌てさせた唯一のキャラクターでもあるはず。あのシーンも笑えますね。人識君をドン引きさせたりも。キャラ立ってますねぇ。
2位 萩原子荻
子荻ちゃん! 設定的には人類最高クラスらしいのに、初登場のクビツリハイスクールではいきなり恋するチョロインになって普通に殺されちゃった子荻ちゃんじゃないか!
後から設定と出番が追加され、特に人間シリーズでは超天才となり裏の主人公として大活躍したキャラクター。
苦労人として読めないやつらに振り回されつつも、策士として計画を練りまってる時はイキイキしてます。
人間シリーズを読んだ後にクビツリを読むと笑えてしょうがない。あの子荻ちゃんがねぇ……後付けで、男の好みが悪いのとエロ方面に耐性がないことが説明されてはいるけれど。
いーちゃんにマジで恋してる子荻ちゃんかわいい。育ってきた環境的に恋愛に関する知識も少なそうだし、驚異の演算パワーで無駄に色々と考えてたりしたんだろうか……(笑) それにしても相手が無為式だって分かってんのにほれちゃうのは男の好みが悪すぎじゃない?
まぁ、潤さん・姫ちゃん・いーちゃんとか割と世界最悪クラスの組み合わせ。さすがの子荻ちゃんが死んでもしょうがないと言えばしょうがない。そんな状況を作り出すいーちゃんの無為式と子荻ちゃんの運の悪さがやばすぎる。
1位 狐さん(西東天)
世界最悪! あのマイペースな自己中心さ、たまらない! 基本的にクール……なんだけどノリで生きてるおちゃめな一面も。大好きな悪役(?)です!
この人がいる時の空気感がすごい。周りのキャラも濃いのに、この人が濃すぎて誰も主役になれない。さすがに戯言シリーズのラスボス。
それにしても因果から追放されてるとか言いながら大暴れしすぎでは?(笑) ネコソギラジカルは実質的に狐さんオンステージ。スーパー狐さん劇場。
世界の終わりを見る、という無茶苦茶な目標に向かって歩み続けるのも不気味なかっこよさがありますよね~。人が集まってくるのも分かる。
そして、本人も思考能力などが超ハイスペック。というか、チームを半壊させた<砂漠の狐>ってこの人でしょうし……
サイコロジカル上巻の玖渚友のセリフを見ると、玖渚友・ちぃくん・さっちゃんとかよりもやばいっぽい。1人でチームに勝てるとか、電脳世界だと人類最強なんじゃ……?
暴君だった死線の蒼<デッドブルー>に格上判定されるとか、狐さんすごすぎじゃね?
戯言シリーズ
というわけで、私の好きなキャラベスト10でした。我ながら何ともコメントしにくいラインナップのような……
メイン級のいーちゃん、玖渚友、潤さんが入ってませんしねぇ。いや、ベスト15まで書けば入ってくるんだけども。
私は自由に好き放題やってるキャラが好きなんです。狐さんとかね。メインの3人は過去に縛られてたりであんまり自由って感じじゃないので……
後、零崎のみなさんが好みのキャラすぎる。あの信頼感と仲間意識と美学、すばらしい。ペリルポイントさんも書いてほしかったな~。
小説としては悩みながら屁理屈と理論武装と戯言で戦う戯言シリーズの方が面白い気もしますが、キャラクターとしては悩みながらも殺し合いで解決しちゃう人間シリーズの方が好みの人が多い感じ。
みなさんのベスト10はいかがでしょうか。西尾維新大先生の作品らしく、濃いキャラ多いですからね。
巫女子ちゃん、姫ちゃん、崩子ちゃん、らぶみさん、零崎舞織、ここら辺も好き。というか、ボケと突っ込みが楽しい。
巫女子ちゃんとかキャラ全体はそこまでだけど、ボケの部分は何度も読んでしまう。さすがは西尾先生。戯言シリーズ・人間シリーズ、面白いですよね!
シリーズそのものについてはこっちの記事で書いています。