人型巨大ロボット兵器のリアリティについて考察してみる!

宇宙で戦うのに、なんで足がついてるの? 2本足ってバランス悪くない? などなど……突っ込み所は多くあります。しかし、人型兵器ってのはロマンなんですよ!

というわけで、今回のテーマは「人型巨大ロボット兵器のリアリティ」。一番有名なのはガンダムでしょうか。日本だと定番の存在だけど、改めて考えてみると兵器としては非効率的(笑)

ちなみに、日本と比べると、アメリカなどでは正義の人型巨大ロボット兵器は少ないそうですよ。ロボット兵器となると悪役のイメージが強いんだとか。

巨大人型兵器は、非効率!

高さが10m20mを超えるような人型巨大ロボット兵器は、日本だと人気が高いですよね!

ガンダムシリーズを中心に漫画・アニメにもよく登場しますし、アーマードコアシリーズを中心にゲームでも出てきます。

しかし、改めて考えてみると人型の巨大ロボット兵器は非効率ですよ(笑) 巨大兵器が人の形をしている必要性がありません! 突っ込み所だらけ。

まず、「関節」ってのが構造的に弱い! 曲げたり伸ばしたりするためには複雑な構造が必要であり、動きを可能にするためには関節部分の装甲は薄くする必要性が。

ひざ・ひじ・足首・指首などは構造的に弱い。現代の戦車・戦艦・戦闘には関節なんてありません。

宇宙での戦闘用なのに「足がある」ロボットも多いけれど、これも謎ポイント(笑) 宇宙空間を飛び回る前提なら足なんていらないでしょ~。どう考えても無駄では。基地などに着陸する時だけ、現実の飛行機みたいに着地用の装置を出せばいいはず。

というか、地上の場合でも「二本足」というのは非効率的。二本足だと移動のために関節が必要になりますからね。地上なら現実の戦車のようなキャタピラまたはタイヤ型の方が効率いいでしょう。

人型巨大ロボット兵器が出てくる作品の場合、軽くて強い新素材などで「関節の弱さ」が解決され巨大ロボットが自由自在に走ったり飛んだりしていることも。

このような状況の場合、キャタピラ・タイヤよりも二本足の方がメリットがあるような気もします。強度の問題が解決されるなら、二本足は立体的な活動が可能ですから。

しかし! そんな新素材があるなら戦車などにも使われてるはずでは(笑) 人型巨大ロボットを支えられる新素材を戦車に使えば、もっと効率的に防御力と機動力を上げられるような。

人型ロボット兵器よりも堅く、圧倒的に速いスピードで走り回って有利な場所から攻撃してくる超戦車が存在すると思いますよ!

人の形ってのも、敵に対する正面の面積が多くて攻撃を食らいやすい形と言えますしね~。人型は縦に長いので、その分だけ当たりやすい。

形状的には地上だと戦車のような平たい形、空中・宇宙だと円柱や円錐の形が良い。兵器ってのはコンパクトな形が効率的。

わざわざ「手に武器を握って持つ」ってのも謎ポイント。わざわざ手に持つんじゃなくて、初めから一体として作っておいた方が強度的にはいい。

現代の戦車とかって、移動するための部分と大砲が最初からワンセット。「武器の交換はできた方が良い!」って意見も分かりますが、それにしても手で持つんじゃなくて胴体に直接付けた方が壊れにくいはず。

後、「カメラが頭部にしか付いてない」ってのも変な話(笑) 別に人間の目じゃないんだから、ロボット兵器のカメラやセンサーなんて体中のどこに何個付けてもいい。頭に2つだけってのは効率悪いでしょ~。

このように人型巨大ロボット兵器というのは突っ込み所だらけで非効率的! リアリティはない! しかし、ロマンはある! 非効率でも人型兵器はかっこいいし、リアリティなんか無くても作品が面白ければいいのです!

人型巨大ロボット兵器にリアリティが無いことは制作側も分かってる。それでも人型の方が面白くてかっこいいから人型にするのです。例えば、ガンダムシリーズには↓のような有名なセリフが出てきます。

ジオング整備士 「80パーセント? 冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」
シャア 「足は付いていない」
ジオング整備士 「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」

制作側だって、宇宙空間で足なんて飾りだってことは分かってる(笑)

人型のメリットは「人と同じ施設が使える」

人型の巨大ロボット兵器は非効率的だけど、「人型ロボット」自体は現実でも様々な研究が行われている実用性の高いもの。

人型のメリットは何か? それは「人間と同じことができる」ってこと。例えば建物の中の階段を上るならキャタピラよりも二本足の方がいいでしょう。

部屋のドアを明けるなら大砲ではなく腕が必要。人間とコミュニケーションするロボットが欲しいなら、箱型よりも人間と同じような形の方が親近感が出ます。

Attribution: Chris 73 / Wikimedia Commons
Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 Unported

↑楽器の演奏!(この記事の画像は、すべてウィキペディアより)

By Photo by Gnsin, white balance by Edokter, crop by Od1n  CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)], via Wikimedia Commons

↑コミュニケーション用の人型ロボット

人型のメリットは人間と同じことができること、人間と同じ施設や乗り物が使えること。つまり「人間と同じようなサイズ」じゃないとメリットが活かせない。

人間の形である意味があるのは、人間と同じような大きさである場合のみ。大きすぎても小さすぎても人間型である必要性はありません。

理由を付けられなくもない

今まで書いてきたように、基本的に人型の巨大兵器にはメリットがありません。しかし、設定によってはそれっぽい理由を付けることも可能です。

例えば、操縦方法としてモーションキャプチャー的な方法を使うとか。モーションキャプチャーとはセンサーを使って人間の動きを読み取り、その動きを機械に伝える技術。「中のパイロットが歩くと、ロボットも歩く」みたいなことが可能。

この場合はパイロットである人間と同じような形の兵器にした方が操縦がスムーズになるでしょう。Gガンダムなんかはこういう設定ですね。

また、少し邪道だけど「人間の持つサイコパワーや魔力といったもので動かしているため、人間と同じ形にする必要がある」といった設定も考えられます。

いわば巨大な鎧・着ぐるみのようなものであり、人型以外の構造では動かない的な感じ。

人型巨大兵器は基本的にはあり得ませんが、このような理由付けをしている作品もあります。こういった説明部分に作品の世界観が出たりしますよね~。

なぜ人型兵器が人気なのか?

ちなみに、なぜ人型巨大ロボット兵器は多くの作品に出てくるのでしょうか? なぜ人型兵器はかっこいいのか?

それは「製作者・消費者が人間だから」ですよね(笑) 当たり前の話だけど、人間は人間が好きであり、人間型の物が好き。ロボット以前の昔から人形はありますしね。

個人的な表現として、人型兵器って「兵器の擬人化」なんだと思ったり。擬人化することで人間に近くなり、より親近感が持てるようになる。

ところで、擬人化するのは我々が人間だから。仮にタコ型の火星人が物語を作ったりすると「タコ型巨大ロボット兵器」とかが登場するはず。

「なんで巨大兵器なのにタコ型なの?」「宇宙空間で触手なんていらなくない?」「タコ型の方がかっこいいだろ!」「タコ型兵器はロマン!」みたいな話になるんでしょうね(笑)

まとめ

・人型の巨大ロボット兵器は非効率(笑) 関節、二本足などなど……

・ただし、製作側もそんなことは分かってる

・設定によってはそれっぽい理由を付けることも可能。モーションキャプチャーによる操縦とか。

・人型ロボットのメリットは「人と同じことが出来る」こと。人と同じサイズじゃないと意味がない。

・なぜ人型兵器はかっこいいのか? それは「製作者・消費者が人間だから」

・個人的には、人型兵器って「兵器の擬人化」なんだと思う。

巨大ロボットに関連する商品をAmazon.co.jp で見てみる

 

他にも色々と突っ込んでみてます!

バトル漫画における4つの謎シーンに突っ込みを入れてみる!
謎に広いパンチ連打、殴られて吐血とか重症すぎない?、わざわざ真後ろまで回り込む必要はあるのか……? というわけで、今回はバトル系作品のあるある謎シーンに突っ込みを入れてみます。 ①パンチ連打が謎に広がっている 「オラオラオラ~!」...