バッドエンドには3つの魅力があると思う!

物語の悲しい終わり方ですよね~。受け付けないって人もいますが、意外とバッドエンド好きも存在したり?

というわけで、今回のテーマは「バッドエンド」。主人公が幸せになれないまま物語が終わってしまうことですね。英語だとBad Ending。

どんな形であれ、バッドエンドには悲しさがありますよね~。物語の主人公が幸せになれないわけで。

消費者は基本的に主人公に感情移入するもの。バッドエンドでは消費者も悲しくなってしまいますし、制作者側もそれを狙っている。

でも、私は意外とバットエンドが好きだったり。記事の後半ではバッドエンドの魅力について書いてみますよ!

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分岐のあるゲームで多い

フィクションの娯楽作品といのは基本的にハッピーエンド。バットエンドって言葉はあまり使いません。この言葉をよく使うジャンルと言えば、ストーリーに分岐があるゲームでしょう。

逆に、ストーリー分岐のあるゲームではバッドエンドが大活躍します! バッドエンドがあるからこそ、ハッピーエンドが輝く。たまーに、分岐すべてがバッドエンドみたいな凄い作品もあったりしますが!

単純に選択ミス・ゲームオーバーであることも多いけれど、しっかりとした物語のエンディングとして用意されている場合もあります。

また作品によっては、バッドエンドなのに通常のエンディングよりも見るのが難しい、なんてこともあるそうですよ? 製作者側の作り込みが反映される部分だと言えるかも

ストーリー分岐があって別にハッピーエンドが用意されている分、内容的には完全に救いがなく凄まじく悲惨なこともあります。ショッキングな内容だと、強く記憶に刻まれたりも。

ネットで検索すると、印象的だったバッドエンドについて多くの意見が見つかります(笑)

正式な終わりの場合も

分岐するエンディングの選択ミスではなく、物語の正式な終わり方としてバッドエンドである場合もあります。こちらは特にジャンルは限定されないでしょう。ハッピーエンドがありえない分、悲しさは倍増。

主人公が本当に幸せになれないまま終わってしまうわけで、あまり一般受けはしないと思います。でも、私は割と好きです!

もちろん、雑なバッドエンドはダメ。主人公が不幸になる理由を、丁寧に説得力をもって表現していなくてはいけません。バッドエンドと言っても娯楽作品なので。

ハッピーエンドという王道展開ではない分だけ、評価されるためにはバッドエンドの方が実力・工夫が必要ってことかも。

バッドエンドの3つの魅力

ここからは私がバッドエンドが好きな理由を書いてみますよ!

リアリティが感じられる

バッドエンドの魅力の1つに、ある種のリアリティを感じられることがあると思います。フィクション作品はハッピーエンドが基本だけども、現実ではそう上手くいくとは限りません。

逆に考えれば、悲しみ・苦しみがあるバッドエンドは現実に近いとも言えるでしょう。主人公補正・ご都合主義だけで終わらないのがバッドエンド。

世界観が広がる

また、「世界観が広がる」のもバッドエンドの魅力じゃないでしょうか? 例えば、ファンタジー作品で「勇者が魔王に負けて、世界が滅ぶ」というバッドエンドがあったとします。

これって勇者からすればバッドエンド。だけど、魔王にとってはハッピーエンドですよね? 逆に「勇者が魔王を倒して、世界を救う」この場合は魔王にとってのバッドエンドとも言えます

つまり「だれかのハッピーエンドは、だれかのバッドエンドであるかも?」ってこと。普通に主人公のハッピーエンドで終わると、これには気づきにくい。

しかし、バッドエンドになることで作品の中に多様な価値観があると強く示されるわけですよ! これも魅力な気がしますねぇ

バッドエンドには、最悪という安心感がある

私がバッドエンド好きである最大の理由は、これ。バッドエンドになるとある意味で安心するんですよね。

バッドエンドは基本的に最悪の状況でしょう。どうにもならない、どうしようもない状況。主人公が死んでしまうとかね。

でも、最悪の状況というのは、逆に考えてみれば「それ以上悪くならない」ってことなんです! 「最悪」なんだから、それが1番悪い状況。もう底まで落ちてきている。

それ以上悪くならない、これって安心感あると思いません?

というか、より正確に言えば私はハッピーエンドの先が不安になるんですよ。物語はそこでハッピーエンド、それはいいですよ? でも、その先はどうなるのやら? 永遠に幸せが続くの? 落ちる可能性だってあるでしょ?

例えば、シンデレラ。王子様と結婚してハッピーエンド! でも、王子様と結婚したからって死ぬまで永遠の幸せが待っているのか? 結婚=永遠の幸せ、じゃないのは歴史とか現代社会が証明してるじゃないですか!

嫁姑の問題とか、王子様の浮気とか、子供が生まれないとか、離婚するとか、自分が病気で死んでしまうとか……不幸の可能性は色々と。

その瞬間はハッピーエンドでも、不幸に転落する可能性はある。でも、すでに最悪の状況まで落ちきってしまえば、それ以上悪くなることはない。

ハッピーエンドの先が不安になってしまう人間としては、すでに底まで落ちきっているバッドエンドには安心感があるんですよねぇ。

まぁ、そんなこんなでバッドエンドが好きって人間も少しはいたりします。みなさんはどうでしょうか?

まとめ

・ハッピーエンドよりも評価されるのは難しいのでは

・でも、バッドエンドにも魅力はあるよね! リアリティとか世界観の広がりとか、最悪という安心感とか!

・というか、ハッピーエンドの先が不安になってしょうがない。不幸に転落する可能性が……

 

 

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