過剰なまでの描写力・すさまじい色彩感覚、超人気画家「伊藤若冲」の作品を並べてみる。順不同です~。
紫陽花双鶏図
日出鳳凰図
・鹿苑寺大書院障壁画
・釈迦三尊図
文殊菩薩像
・動植彩絵(どうしょくさいえ)
全30幅の伊藤若冲の代表作
秋塘群雀図(しゅうとう ぐんじゃくず) 4/30
老松孔雀図(ろうしょう くじゃくず) 9/30
南天雄鶏図(なんてん ゆうけいず) 14/30
雪中錦鶏図(せっちゅう きんけいず) 19/30
群鶏図(ぐんけいず) 20/30
池辺群虫図(ちへん ぐんちゅうず) 23/30
老松白鳳図(ろうしょう はくほうず) 25/30
群魚図(蛸)(ぐんぎょず たこ) 27/30
・仙人掌群鶏図襖絵
象鯨図屏風
福禄寿図
伊藤若冲
伊藤 若冲(1716年3月1日- 1800年10月27日)は、江戸時代中期の京にて活躍した絵師。鶏大好きな人ですね~(笑) 若冲といえば鶏でしょう。
写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」と高い評価を受けています。確かに、ものすごい書き込み。
強烈なインパクトがありますね! 細かすぎてちょっと引くというか……(笑)
さすがに晩年の作品、象鯨図屏風とかになるとギラギラとした感じがなくなって少し落ち着いた画風にはなってきますけど。
青果(農産物)の売り買いを管理する町役人である「問屋」の長男として生まれ、裕福に育ちます。若冲が23歳の時に父親が亡くなり後を継ぎますが、商売には関心が薄かったよう。
40歳になると家業を弟に譲り、隠居すると当時に本格的に絵師として活動を開始。その後は生前から高い評価を受けました。
本人が亡くなった後も評価は続き、代表作である「動植彩絵」は明治天皇に献上されて皇室の所有になります。今でも動植綵絵は皇室の物なんですよね。
裕福な家に生まれ、家業は親族に譲って断絶の心配もなく、生前から死後まで高い評価を受ける。芸術家としては非常に恵まれたパターンなのでは? 芸術家の中には評価されず貧困の中で亡くなった人もいますから。もちろん、圧倒的な実力があるからこその評価だけども。
しかし、若冲さんの場合は明治以降、一般人からは忘れられてしまうことに。今のように大人気になったのは1990年代後半になってから。芸術家に対する再評価ってのも面白い。
私の好きな画家まとめ!