筑前筑後:時代小説

①公開できる範囲でプロフィールを教えてください!

執筆歴は20年になろうかとしています。本格的に書き始めては16年ぐらい。
アルファポリス歴史時代小説大賞で特別賞、エブリスタで準大賞を受賞。その他、最終選考には残るも栄冠は掴めない、「無冠のプリンス」です。

②最も多く書いているジャンルは?

時代小説です。歴史物ではなく、過去の時代に生きる人間の喜怒哀楽に焦点を当てたした作品が多いです。

③使っている投稿サイトのマイページ、または個人サイトのURLをどうぞ

小説家になろう
https://mypage.syosetu.com/485761/

④「これが自分の代表作」と思う作品と、その面白さについて語ってください!

「念真流サーガ」と名付けた、「天暗の星」と「狼の裔」という両作品でしょうか。
「狼の裔」で、第一回アルファポリス歴史時代小説大賞特別賞を受賞、「天暗の星」で第三回アルファポリス歴史時代小説大賞の最終選考に選ばれました。
この作品は、人斬りという過酷なお役目を背負った親子の物語です。江戸時代中期、所謂田沼時代をモチーフにしています。この作品の面白さは、読む順番によって主人公が変わるというトリックがあるというところでしょうか。
最初に書いた「狼の裔」では、主人公は平山小弥太(後に雷蔵)という青年で、彼が父親の清記や周りとの関わりで成長していきます。その後、僕は小弥太が生まれる前の「天暗の星」を書きました。こちらの主人公は小弥太の父である清記で、彼が妻と出会いそして大きな別れを経験する物語。
「狼の裔」を先に読めば、「天暗の星」が小弥太が登場する前を描いた単なる前日譚に感じますが、「天暗の星」を先に読めば、「狼の裔」の主人公が清記に思えてしまうのです。
わざと、そんな仕掛けをいたしました。

そして、この念真流サーガは現在改稿中で、リニューアル版で連載開始予定です。是非、お楽しみに♪

⑤創作について、こだわっていることは何ですか?

人間を描いています。命ある一人の人間として、喜怒哀楽をちゃんと描く事をこだわっています。

⑥想定読者は? 自分の作品をどんな人に読んで欲しいですか?

時代小説が好きな人。そして時代小説を読んだ事が無い人です。

⑦web小説作家として自分の強みは何だと思いますか?

これはアルファポリスの編集部様から言われましたが、「平易ながら巧みな文章」ですね。
文章力が僕の武器です。

⑧ネタ集め、プロット作成などはどんな感じでやっていますか?

取材に力を入れています。無理せず手の届く範囲では、必ず取材しています。
山に登ったり、料理を食べに行ったり、狩猟を経験したり。

⑨小説を書く中で1番苦労するのはどんな部分で、どんな風に乗り越えていますか?

色んな場面で苦労していますが、その度に先人の作品を読み勉強しています。

⑩影響を受けた作品を紹介してください

藤沢周平、池波正太郎、白石一郎、葉室麟、山本周五郎、峰隆一郎、笹沢佐保、北方謙三、松本清張の諸作品でしょうか。
文体もですが、彼らは人間の醜い部分、美しい部分、それぞれに光を当てているんです。そうした姿勢に大きな影響を受けました。

池波正太郎が作中で、
「人間というのは妙な生きものよ。悪いことをしながら善いことをし、善いことをしながら悪事を働く」
と語らせましたが、まさにそれです。

⑪最後に一言どうぞ!

目指せ、直木賞です。
藤沢周平は三回、葉室麟は四回落選したので、僕は五回落選して受賞したいですね。

 

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