①公開できる範囲でプロフィールを教えてください!
198X年10月12日生まれ
片田舎で少し特殊な職種のサラリーマン(係長)をしながら妻と娘たちと過ごすレトロゲーム文化人(仮)です。主に1980年代~90年代のゲームや漫画、玩具などやそれに関わるネタが大好きです。
2016年2月。ウェブ小説投稿サイト「カクヨム」のオープンとTwitter2周年企画を機に小説に挑戦中です。文章力、国語力はまだまだですが、運と勢いで書籍化や漫画原作などをさせて頂いております。
②最も多く書いているジャンルは?
現代を舞台にした恋愛・ラブコメ(エッセイ込み)がメインです。逆を言えば、異世界ファンタジー、SF、ミステリー、ホラーはまだ書いたことがありません。いつか挑戦してみたいと思っています。
③使っている投稿サイトのマイページ、または個人サイトのURLをどうぞ
④「これが自分の代表作」と思う作品と、その面白さについて語ってください!
『モノクローム・サイダー』
自分にとって初の執筆作品にして長編、そして書籍化に至った波乱と幸運の最高傑作だと思っております。元々、Twitterで日頃から呟いていた僕と妻のゲームを通じて出会った高校時代を小説風エッセイにしてまとめた物語です。
当初は『第1回カクヨムWeb小説コンテスト』に応募するも落選しましたが、続けて同サイト内で開催された『エッセイ・実話・実用作品コンテスト』で受賞しました。
本作はファミコンを始めとした20世紀のレトロゲームや演出ネタが数多く登場する、ほぼ実話の恋愛であり回顧録です。同年代のゲーム好きであれば必ず楽しんでもらえると思いますのでぜひ御一読ください。カクヨム版はゲームがすべて仮名ですが、書籍版はすべて実在のゲームとなってます。
⑤創作について、こだわっていることは何ですか?
1.シリアスな場面でもギャグを入れて一呼吸。
中編以上の作品では、この演出と流れを組むようにしています。実を言うと同じ展開や会話劇だけを延々と書き続けるのが苦手なだけでゴマカシを兼ねているのですが、それが上手くアクセントとなり助かることも多いです。
2.創作仲間のコミュニティを広げすぎない。
別に誰とも仲良くしないという意味ではありません。味方や友達、仲間は欲しいですし頼りにしたい時もあります(涙)。だけど、広く多くのグループと繋がりすぎるとデメリットもあるのは確かです。
仲間に遠慮して行動や発言、作風に縛りが生じたり、場合によっては成果を疎ましく思ったり思われることがあります。(マイペースかつ素直に受け入れられるグループもあるとは思いますが)これは僕が捻くれた性格でありコミュ障なだけかもしれませんが……。
3.書きたい時に書く
毎日3000文字書くこともあれば、三ヶ月ほど何も書かない日もあります。人によっては、少なくてもペースやノルマを決めてという考えもあるでしょうが、僕は基本は小説執筆は後回しです。
⑥想定読者は? 自分の作品をどんな人に読んで欲しいですか?
創作を始めた当初はレトロゲーム好きに読んでほしかったですが、今は特にこだわりはないです。とにかくみんな読んでみてください。興味が湧いたら最後まで読んでください。
⑦web小説作家として自分の強みは何だと思いますか?
1.レトロゲームファンであること
僕のWeb小説作品の読者の殆どはまずTwitterのフォロワーから始まります。ゲーマーだけではなくて、趣味がサバゲーだったりイラストだったり漫画だったり料理だったり、中には政治問題ばかり口にする方もいます。しかし、その方たちすべてに共通して言えるのは『過去にファミコンなどを遊んでいた』ということです。今はゲームで遊ばなくてもゲーム情報には目がいくことってないですか?特にレトロゲームですと。
僕は日頃からTwitterでゲームの話ばかりしているので『小説読んでください!』という宣伝はあまりしてません。逆に「いつもゲームの話ばかりしてる人が書いてる小説ってどんなのだろう?」と興味を持ってくれることが多いです。そこからPVや評価が伸びて、他の読み手へとつながっています。
2.ツイッターで定期的なコンテンツの提供
前述に近いですが、僕は主に家族のおかげではありますが、ツイッターでよくバズります。ニュースやテレビ番組で紹介してくれた事も何度もあります。そこから多くの方(イラストレーター、漫画家、出版社、芸能人)と相互フォローになれて、仕事などの御縁になることが何度もありました。
ツイッターは「こいつ暇つぶしになるな」と興味を持たれた時点で目的達成です。僕はゲーム話というコンテンツのおかげで「ちょくちょく見に来るか」という方に多く恵まれました。もちろん「小説書きは小説で勝負!」であるべきですし、最終的には作品の質が大事です。しかし、今の時代はそれだけでは、才能や優れた物が埋もれてしまうのも事実です。朝昼晩の食事写真を毎日アップするだけでも、興味を持たれる効果はあるので、小説以外の自分だけのコンテンツ・特色というものに少しだけ注力してみてはいかがでしょうか?
3.家族の理解と支え
妻が家のことや子供を見てくれるので、僕は仕事から帰宅後(休日)にゆっくり創作に集中できます。ツイッターや『モノクローム・サイダー』や『パステル・プロムナード』を知ってる方であれば、僕がどれだけ妻にゾッコンなのか分かると思います(砂糖注意)
4.小説を読むのがあまり好きじゃない
根本的におかしい発言にはなりますが、僕は小説をあまり読みません(後述⑨)。カクヨムの小説、書籍化以外の作品は殆ど読んだことがありません。それでも三作品書籍化が叶っているので、型破りな何かが活かされてるのかもしれません。過去にとある担当から「あなたは本を読むほど文章が下手になるタイプだ」とは言われたことがあります。
5.安定した会社に勤めている
給料は安く部署は特殊ですが、僕の会社は殆どの土日祝日が休みで夕方6時には帰宅できます。そんな環境だからこそ、小説を書くことにチャレンジできたのは間違いありません。これから、特に若い世代で小説家を目指す方は、優良企業に勤めることを目指すのも一つの道になると思います。
「俺は専業でやっていくんだ!」という人は止めませんが、安定した会社員生活をしながら、マイペースに兼業で自分の作品を残せるのは最高の幸せだと僕は思っています。
⑧ネタ集め、プロット作成などはどんな感じでやっていますか?
ネタ集めは定番ながら漫画、アニメ、ゲーム、日常の出来事でしょうか。プロットは特にないです。第1話と最終話とメインキャラだけ決めて、あとは流れに任せます。何よりまず最初にアニメ化した時の事を想定して主題歌を決めます(既存のアニソンなどでOK)
「自分の作品がアニメ化したら、こんな歌でこんなOP・EDムービーで……」と動くところや音楽を執筆に乗せてひたすらテンションを上げます。
⑨小説を書く中で1番苦労するのはどんな部分で、どんな風に乗り越えていますか?
1.分からない漢字や文法が多すぎる。
書籍化が決まってから初めて『語彙』『進捗』『推敲』の読み方を学び、『一人称』のこともずっと『ひとりしょう』だと思っていました。逆を言えば素人でもネットがあれば小説は学びながら書き始められるということです。
2.縦読みが苦手
僕は経度ながらディスレクシアで縦読みが凄く苦手です。文庫などを読むときは読む行以外を紙などで隠してます。横書き、横読みは何とかなりますがそれでも2、3行毎に空白がないときついです。でもおかげで、自分でもそれが書きやすくて区切りよい文章になっているのかもしれません。
⑩影響を受けた作品を紹介してください
漫画『ハイスコアガール』
モノクローム・サイダーを読んでくれた方からすれば言うまでもないですね(笑)まさか後年に作者様と対面してゲーム対決までするとは思いもしませんでしたが。
漫画『ミスターフルスイング』『ジャングルの王者ターちゃん』
かつて週刊少年ジャンプで連載していた作品です。共通して言えるのは、前述の『シリアスな場面でもギャグを放り込む』という作風でしょうか。努力・友情・勝利も影響しているかも!?
⑪最後に一言どうぞ!
1.書籍化が決まったら
出版社、担当に要望は言えるだけ伝えましょう。たとえ怒られたとしても命までは取られません。発売後に後悔がないようにできるだけのことはしましょう。
・テレビCMを打ってほしい
・雑誌○○で紹介してほしい
・目立つポスターやPOPを作成して店に飾ってほしい
・メーカーの○○とコラボしてほしい。などなど……。
2.小説以外の一芸、一趣味を持とう。
僕の場合は前述のレトロゲームとツイッターになりますが、皆さんにもきっと未来や可能性が広がる何かがあると思います。
3.発売中の書籍をよろしくお願いします!
▼ レバガチャアーカイブ(ヤングエースUP)
https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000078/
▼ モノクローム・サイダー あの日の君とレトロゲームへ
https://kakuyomu.jp/publication/entry/2017022001
▼ ワカハゲ・メモリアル 俺たちの青春は輝きすぎて困る
https://kakuyomu.jp/publication/entry/2017111402
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