冬村蜜柑:ファンタジー恋愛

①公開できる範囲でプロフィールを教えてください!

東北の豪雪地帯に生まれた女子。
ドールとお着物を愛している。

2016年のはじめ頃、TRPG仲間からカドカワさんによるWeb小説投稿サイトができると聞き、創作に興味があったので登録。
一作目の長編作品である『喫茶「のばら」』を書いて、カクヨムコン1に参戦しました。
しかし、読者選考を突破できず……。

カクヨムコン2にて、二作目の長編作品を書きました。それが私の大好きなものを詰め込んだ作品『花咲く都のドールブティック』です。
こちらでなんとか読者選考を突破。しかし受賞という壁は高かったのです……。

ですが、三度目の正直というものはありますね。
カクヨムコン3で、三作目となる長編作品『和桜国のレディ』で挑み、受賞いたしました!

②最も多く書いているジャンルは?

女性向けの恋愛作品です。
舞台となるのはファンタジーな世界がほとんどですね。

③使っている投稿サイトのマイページ、または個人サイトのURLをどうぞ

冬村蜜柑(@fuyumikan) - カクヨム
冬村蜜柑

④「これが自分の代表作」と思う作品と、その面白さについて語ってください!

『和桜国のレディ』

和桜国のレディ(冬村蜜柑) - カクヨム
大晶五年。独身貴族男、少女をレディ教育します。

第3回カクヨムweb小説コンテスト 恋愛部門特別賞受賞作

ときは大晶(たいしょう)
和桜国(わおうこく)の若き宮廷魔術師主席・紫乃宮圭人(しのみや・けいと)は、女王陛下の観桜会で騒ぎを起こした少女・田原いろは(たはら・いろは)を何故か「女王にも謁見できるようなレディ」に育て上げるようにとの命令を受ける。
だが、いろはは地方の貧民窟育ちの、無学無教養な小娘だった。

文字通りの独身貴族としてそれなりに気楽な日々を送っていた圭人の、奮闘が始まる……。

大正日本風の魔法の国を舞台にした、少女育成恋愛物語です。
主人公である青年貴族の視点から、無学無教養な少女がレディに成長していくのを描いたお話なのですが、成長するのは少女だけではなく……。

女性向け恋愛ものですが、Web版は男性からの視点がメイン。ですので男性読者の方にも入りやすいかと思います。

タイトルにある『桜』を始めとして、植物がたくさん出てきますし、『香り』も重要な要素として配置されております。
いい香りを味わいに、ぜひ和桜国に遊びにいらしてください。

⑤創作について、こだわっていることは何ですか?

フリルとレースいっぱいのドレス、凛とした雰囲気の和服、可愛らしいドールたち、きらきらの宝石やビーズ、色とりどりのお花、素敵な香りの紅茶やハーブ、そして美味しいお菓子やお料理……。
自分の『好き』をこれでもかー、と詰め込みまくることです!

やはり好きなものを書いてこそ、続けられることだと思っていますので。

⑥想定読者は? 自分の作品をどんな人に読んで欲しいですか?

これはもう、心に乙女が住まう方ならどなたでも!
自分は男性なんだよーという方でも、心のどこかに乙女がいらっしゃるならば、読んでいただきたいですね。

⑦web小説作家として自分の強みは何だと思いますか?

うーん……難しいですね。
言っていただけるのは、文章がうまいとか、読みやすい文章、というのが多いですね。

なので……きらきらな文章を皆様に伝わりやすく書けること、なのかもしれません。

⑧ネタ集め、プロット作成などはどんな感じでやっていますか?

いろいろな書籍や漫画を読んだり、あるいはネットサーフィンをしているときにネタを思いつくことが多いです。

プロットはお気に入りのノートを用意して、万年筆などで書き込んでいきます。
タイトル、キャッチコピー、世界観やどんなお話にしたいかの大枠を決めたり、ざっくりとキャラを設定したり。
それから全体のプロットを軽く作って(10万文字ぐらいでノート4ページぐらい)、実際にWebの一エピソード分を執筆する直前ぐらいに、ノート1ページ分ぐらい使って詳細なプロットを書きます。
キーワードや、言わせたいセリフなど、思いついたものを何でも書きます。
でも実際の執筆のときは、ちょこちょこと変更することも多いですね。
大きな枠さえ守れば、細かいプロットはがんがん破ってしまいます。

⑨小説を書く中で1番苦労するのはどんな部分で、どんな風に乗り越えていますか?

……やはり、資料集めでしょうか。
ここが知りたいと思っても、なかなかネットサーフィンだけでは信用できる情報は入手できないので、書籍を購入するんですが、やはり専門誌なので高いし思いし大きいしで、入手も保管も大変で……。

でも、もっともっと資料は欲しいですね!

⑩影響を受けた作品を紹介してください

・赤毛のアン
ある程度大人になってからちゃんと読んだのですが、私を乙女沼に引きずり込むきっかけのひとつでもありました。
ふわぁっと風が薫るような自然の描写や、感受性豊かな少女の成長も素敵です。
が……なんと言っても主人公のアンがはじめて貰った、美しいパフスリーブのドレス!
この時感じた美しいドレスへの憧れが、切なくて甘くて優しくて、見事に乙女心を掴まれてしまいました。

・小公女
小さい頃、簡略化したストーリーを絵本で読んだことがありましたが、これもちゃんと読んだのは大人になってからでした。
主人公には相棒とも言えるドールがいるのですが、その豪華なドール生活にくらくらしてしそうになるほど。
お人形のための本格的な茶器一式、なんて憧れてしまいます。
そのときめきが、ドール沼の深みに向かう原動力かもしれません。

・あしながおじさん
これも同じぐらいの時期に読みました。 孤児院育ちの少女が、育ちのいいお嬢様たちに囲まれての大学生活の中で四苦八苦しながらも、室内装飾や読書を楽しんだり、はじめての自分だけの美しい服にうっとりしたり……。 同級生がいつも絹くつしたを履いているのを見て、主人公も絹くつしたを購入したことを手紙に記している箇所には、切なくも笑いをそそられたり。 この物語は成長と恋の物語という意味でも、私の作品に影響していると思います。

⑪最後に一言どうぞ!

乙女の世界へ、あなたも遊びにいらしてください。
温かい紅茶と美味しいスコーン、ローズジャムを用意してお待ちしております。

 

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