カラヴァッジョの作品集 ~闇と光の天才~

圧倒的な写実力、闇と光によるドラマ性。バロック絵画の先駆けとなった天才ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの作品を大きめサイズで並べてみる。基本的には年代順です。

・ローマ時代前期(1592年 – 1600年)

「果物籠を持つ少年」

「病めるバッカス」

「女占い師」

「トランプ詐欺師」

「トカゲに噛まれた少年」

「バッカス」

「果物籠」

「エジプトへの逃避途上の休息」

「聖カテリナ」

「ホロフェルネスの首を斬るユディト」

「エマオの晩餐」

・ローマ時代後期 – ローマでもっとも有名な画家だった頃(1600年 – 1606年)

「聖マタイの召命」

「聖マタイの殉教」

「聖パウロの回心」

「ロレートの聖母」

「聖アンナと聖母子」

「執筆する聖ヒエロニムス」

・ローマ追放と死(1606年 – 1610年)

「ロザリオの聖母」

「洗礼者ヨハネの斬首」

「聖ペテロの否認」

「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」

「ゴリアテの首を持つダビデ」

カラヴァッジョ

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(イタリア語: Michelangelo Merisi da Caravaggio、1571年9月28日 – 1610年7月18日)は、バロック期のイタリア人画家。

日本だと超有名というわけじゃありませんが、本国イタリアでは紙幣に顔が印刷されるほどの国民的画家。


↑肖像画。ちなみに「ゴリアテの首を持つダビデ」に描かれている生首は、カラヴァッジオ自身がモデルだと言われています。切られた自分の生首を描くなんて、流石のセンス。

その特徴は、なんといっても明暗のダイナミックな表現! あえて大部分を暗くしメインの部分所はしっかり明るくする。スポットライトを当てていくような演出と言えるでしょう。

元々、カラヴァッジオ以前にも「キアロスクーロ」という技法がありました。イタリア語で「明-暗」という意味で、明暗のコントラスト(対比)を指す言葉。

日本語だと明暗法・陰影法となり、①光と陰によって立体感を出す技法②画面全体の大胆な明暗のコントラスト、の2つの意味合いで使われます。

この内の②の技法を発展させたのが天才カラヴァッジオ! 彼のスタイルは「テネブリズム」と呼ばれ、さらに強烈な光と闇の強烈なコントラストが特徴。

語源はイタリア語のテネブローソ tenebroso (闇) 。明暗を超えた光と闇の作風であり、dramatic illumination (劇的照明)とも呼ばれます。

確かにダイナミックで迫力がありますよね! 絵の中に動きが感じられ、ルネサンスの静かな画風と比べるとかなり現代的なセンスを感じます。

しか~し、このカラヴァッジオ、画家としては間違いなく天才でしたが人間としては間違いなくダメダメの危ないやつでした。

気性は荒く、暴れて拘置所に送られたことが何回かあり、ついには1606年には乱闘で若者を殺して懸賞金をかけられローマから逃走。殺人犯であり当時のローマ教皇から死刑宣告を受けるほどだったの危険人物!

さらにはローマから逃げ出した先でも乱闘事件を何度も起こすダメダメっぷり。ところがローマの権力者に自分の絵を送ることで、恩赦(=無罪)を約束してもらいます。絵の実力だけで法律を超える! カラヴァッジオすげぇ!

ですが、最終的には熱病にかかりローマに戻る旅の途中で死んでしまいます。なんというか「らしい」と思いますね。自由に生きた人でしょう。

 

 

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