『悪役』の魅力と、負ける運命の悲しさについて!

悪役がステキな作品は、良いですよね! 負ける運命のキャラを如何に魅力的に表現できるかってのも大事な所でしょう。

By Victor Bezrukov (Port-8) [CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons

というわけで、今回のテーマは「悪役」。文字通り、悪事を行い主人公と対立するキャラクター・役者のことですね。英語で言えば、Villain

正義とは違う魅力!

悪役には、正義の主人公とはまた違った魅力があるもの。法律・ルール・道徳に縛られない自由さ! 大きな野望! 部下を支配するカリスマ! 悪の美学!

悪役の評価が高い作品は作品全体の評価も高くなりやすいと思います。主人公だけでなく悪役も素晴らしい、製作者はそういう作品を目指したい所。

日本の創作作品で有名な悪役と言えば、ドラゴンボールの「フリーザ」・ジョジョの「DIO」・るろうに剣心の「志々雄真実」・ヘルシングの「少佐」などなど。

海外作品なら、バットマンの「ジョーカー」・スターウォーズの「ダースベイダー」なんかは超有名ですし、羊たちの沈黙に出てくる殺人鬼「ハンニバル・レクター」なんかも知名度があります。

他に、ゲームでも有名な悪役もたくさんいますよね~。基本的に良い作品には良い悪役がいるものでしょう! 長いシリーズになると同じ悪役が繰り返し登場して、ファンからも愛される超重要な存在になったりも。

正義の味方では絶対に出来ない言動をやってしまう悪役には、独特のかっこよさがあります。悪役の名セリフってのもたくさん!

志々雄真実の「所詮この世は弱肉強食。強ければ生き弱ければ死ぬ。」

ヘルシングの少佐の「世の中には手段の為には目的を選ばないというどうしようもない連中も存在する。つまり我々のような」

ドラゴンクエスト3のゾーマの「死にゆく者こそ美しい。さあ我が腕の中で息絶えるがよい!」などなど……

良心と正義を投げ捨てたからこそ言える、残酷で無慈悲な言葉。しかし、それが人々の心を刺激したりするんですよね~。

普通は言ってはいけないこと言い、社会的には実行してはいけないことを実行する。そこに常識から解き放たれたカタルシスが。

社会のルールに縛られず自分の力で生きていきたい! って思いは、多くの人が隠しもっているのでしょう。特に、男性はかっこいい悪役に憧れたりしますよね(笑) 悪役ってのは男のロマン。

後は、悪役キャラの笑いってのも特徴的ですよね~。「ワハハハハ!」「ククククク」「フフ、ハハハ、ハーハハハ!」とか。悪の3段笑い、なんて言葉もありますし? 悪役ってのは主人公にはできないことができる存在だってこと。

負ける運命の悲しさ

悪役ってのは、基本的に負ける運命。悪役が主人公を倒したらバッドエンドになってしまいますからね(笑) ここが悪役の重要なポイント。

魅力的な悪役を作り上げるには、「負けるのに魅力的」という条件をクリアする必要がある! 魅力的な主人公は作りやすい。だって、主人公は勝つんだから。悪役は負けるのに魅力的でなくてはいけません。

つまり、かっこいい負けざま・素敵な負け姿を描く必要がある。基本的に負けるってのはみじめなものなので、かっこよく負けさせるってのは大変。魅力的な主人公を作るよりも、魅力的な悪役を作る方が難しいでしょう。作者の腕の見せ所!

負けそうになったからといって、みっともなく取り乱してはいけません。最後まで己の信念を曲げず確固たる態度を示し続けることがかっこいい。

主人公に説得されて、簡単に悪事を止める・主人公の仲間になる、こういうのも良くないでしょう。意外とそういうキャラが多かったりしますが……

「あれ、その程度の気持ちで悪事をやってたのか。それなら初めから悪事なんてするなよ……」なんて思ってしまいますよね~。

自分の言動に覚悟を持ち、悪の美学を貫く! そんなキャラクターが素敵。↑でも書きましたが、悪役がいるからこそ主人公が引き立つ。

悪役がしょぼいと主人公もしょぼく見えます。悪役ってのは「準主役」と言えるのでは。しっかり設定を練って演出を考える必要があるでしょう。

もちろん、こんな「かっこいい悪役」だけが悪役ではありませんが。卑怯でずる賢く、みっともなくて小物。そういうタイプもいますよね。

こちらは完全に主人公を引き立てるための踏み台。倒された時に読者がスカッとした爽快感を味わうために、徹底的に不愉快で見苦しい存在にしておかないといけません。

悪役と油断

「死ぬ前に教えてやろう! 実は~」「もう何をしても無駄だぞ! 最後に言い残すことはあるか?」などなど……悪役には油断が付き物(笑)

「主人公が追いつめられる→悪役が油断する→隙を突いて主人公が反撃! 大勝利!」ってのはテンプレ。

他にも「主人公が大けが→ふ、止めを刺すまでもない。そのまま苦しんで逝くがいい→主人公が生き残る→なに!? 死んだはずでは!?」ってのも、アクション映画なんかだと非常によくありますね~。

「いや~、調子に乗って無駄話する前に主人公に止めを刺せよ」「かっこ付けてないで、確実に最期の一撃を喰らわせるべきでは?」なんて思っちゃいますよね(笑) 逆に、主人公の方は問答無用で悪役に止めを刺すのに。

でも、これも演出的にしょうがない。だって、悪役が一切の油断をせずに冷静に主人公に止めを刺してしまうとバッドエンドですし。主人公補正ならぬ、悪役補正とでもいいましょうか。

悪役ってのは負ける運命であり勝てない運命。それでいて、魅力的でなくてはならない。難しい所ですね。

まとめ

・悪役には、正義の主人公とはまた違った魅力が。社会に縛られない自由さ! カリスマ! 大きな野望!

・基本的に良い作品には良い悪役がいるもの

・悪役ってのは、基本的に負ける運命。魅力的な悪役を作り上げるには、「負けるのに魅力的」という条件をクリアする必要がある!

・悪役には油断が付き物(笑) 主人公補正ならぬ、悪役補正?

 

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