私が今まで読んできた作品の中で面白いと思ったものを紹介していきますよ~。定番すぎるタイトルもありますが、そこはご容赦ください。
おすすめ度 中
あずまんが大王(完結、全4巻)
仲良し女子高生6人組の日々。萌え系日常4コマの開祖。その後の漫画界に大きな影響を与えた1作。今読んでも普通にすごく面白い。多くの人に影響を与えるのも納得できます。
よつばと(連載中、13巻)
↑のあずまんが大王と同じ「あずま きよひこ」の作品。
ちょっと変わった5歳の女の子「よつば」が、日常の中で体験する色々な「初めて」や「感動」を描く。子供ならではの意味不明な行動と、無邪気な喜び! 周りの人々も良い人ばっかりで癒されます。
プラネテス(完結、全4巻)
時代は2070年代。宇宙開発によって生まれたスペースデブリ(宇宙ごみ)、その回収業者が中心となるSF人間ドラマ。宇宙が舞台となる物語は多いけど、デブリという地味かつ迷惑で夢のない物を中心とした斬新な発送で注目された作品。
その珍しい世界観と、テンポよく進むストーリーが魅力。宇宙飛行士、それ以外の宇宙に関わる人々も「英雄」や「冒険者」ではなく思い悩み成長する「普通の人々」。
セイントお兄さん(連載中、13巻)
ブッダとイエス・キリストが日本で同居してる。もう、この設定だけで面白すぎ(笑) インパクトがやばい。日本人だからこその作品ですねぇ。
まったりした宗教ネタと、2人のゆるゆるな生活。ギャグも良いセンスしてます。
カードキャプターさくら(完結、全12巻)
美しい絵柄で知られる漫画家集団「CLAMP」の代表作。小学4年生の「木之本桜」はうっかり解放してしまった魔法のカードを回収しなければいけないことに……
毎回きれいな衣装に着替えて戦う桜ちゃんのかわいらしさ、同性愛などを含む地味にカオスなカップリングの数々……様々な魅力が詰まった異色のハイレベル少女漫画。どちらかと言えばアニメ版の方が有名?
宝石の国(連載中、8巻)
SFファンタジー。人型の宝石たちが暮らす島。彼らは、自分たちを装飾品にしようと来襲する月人との戦いを繰り返していた。
独特で幻想的な世界観、繊細で色っぽい絵柄。ちょっと読みにくい絵ではあるけど、ハマる人はハマる作風。
この作者「市川春子」は短編集も描いていて、同じような雰囲気。宝石の国が気に行ったなら、こちらも刺さるはずですよ。
惑星9の休日(完結、全1巻)
辺境のの小さな星「惑星9」に暮らす人々の、ささやかな日常と少しのドラマ。ふわっとした読後感にひたれる短編集。
ちょっと狙いすぎな感がなくもないけど、それでも読むたびにしみじみと心が洗われる1冊。
コブラ(完結、全12巻)
SFアクション。左腕にサイコガンを男、宇宙海賊コブラの冒険と戦い。主人公のコブラがとにかくかっこいい! ふだんはふざけてるけど、義理人情に厚く男の美学を忘れない。そりゃー、女性にモテますって。
そして、個人的にはレディの一途っぷりに心打たれますね。レディさん、本当にいい女。セクシィで露出度が高い女キャラがいっぱい出てきますけど、レディさんが1番ですよ!
キャラだけでなく、古典SF的なロマンと危険あふれる世界観もたまりません。
DEATH NOTE(完結、全12巻)
死神の道具であり、名前を書いた人間を殺せる「デスノート」。それを拾った主人公は犯罪者を削除しつつ自分が新世界の神になろうともくろむ。その動きに気づいたICPO(国際刑事警察機構)は、世界一の名探偵「L」を日本に派遣し……!?
天才たちの頭脳戦・情報戦。そして、主人公が悪役であるのも斬新でストーリー展開をさらに面白くしている。これ、主人公が警察側だったら今ほど評価されてないでしょうねぇ。
相手の「顔」と「本名」を知り、それを「本物のデスノート」に書くと「内容通りに死ぬ」。4つのポイントを巡る複雑な頭脳バトルが驚きと納得の連続でほんとレベル高いです。
ドラえもん(完結、全45巻)
私が説明する必要もない伝説の作品。しかし、時代が変わって最近の人は意外と漫画版を読んだことない人も多いのでは?
すばらしい想像力によって生みだされる、さまざまな未来の道具。これだけの数のアイディアを出すとか作者さまはすごすぎですねぇ。
秘密のレプタイルズ(連載、4巻)
爬虫類を愛するペットショップ店員たちと、その世界に魅せられていく客。そこで生まれる事件と恋! 無駄に個性的なキャラクターたちと、ばんばん説明されまくる生き物たちの特徴・飼育方法が魅力。
これ系の作品の中でも、それぞれの種の性質が細かく書かれ、飼うための実用的な情報も大量。作者の爬虫類愛が伝わってくるのが良い。
ドS、女装、BL好き……人間キャラも謎に個性的でリアクションも大きくて見てて楽しい。
NARUTO(完結、全72巻)
大ヒット忍者バトルアクション。いわゆる「忍者」を出発点にしながらも大胆にアレンジしまくった世界観、そこで起きる迫力の戦い! 1人1人の技に個性がある。新しいキャラが出るたびにワクワクしちゃいます。
落ちこぼれだった主人公「ナルト」が自分の夢を決してあきらめないのも熱い! かなり長めだけどテンポは良いですね。なかなかにインフレしていくけど、ぎりぎり踏みとどまった感はあります。
遊戯王(完結、全38巻)
これまた有名すぎるカードゲーム漫画。内気な高校生の「武藤遊戯」。古代エジプトの遺物である千年パズルを解いたことで、彼の中に闇の人格(闇遊戯)が生まれ闇のゲームの番人となる。
最初は色々な種類のゲームが登場、途中からは人気だった作中オリジナルのカードゲームの物語。これは漫画を飛び出して、現実でもプレイされる人気カードゲームに。独自のゲームを生みだしちゃうとか作者さまは天才では。
さまざまなカードが組み合わさって生まれる決闘者(デリュエリスト)たちの名勝負。闇遊戯と海馬瀬人は、漫画の中でも屈指の名ライバルでしょう!
るろうに剣心(完結、全28巻)
幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられ、明治維新後は不殺(ころさず)を誓う伝説の剣客「緋村剣心」。混乱の時期は終わったかのように見えたが、再び彼の周囲に戦いの渦が巻く。
江戸末期から明治初期の日本を舞台にする剣劇バトル。新型の銃・大砲が広がり、侍の世が終わった時代。しかし、だからこそ生き残った侍たちが最強!
アクションシーンはさすがの迫力。また、京都編のラスボス「志々雄真実」は悪のカリスマとして大人気。私も大好きです、強くて最後までブレない。超かっこいい!
リストランテ パラディーゾ(完結、1+3巻)
イタリアを舞台にした、老眼鏡紳士たちの物語。老眼鏡紳士! 好きな人にはたまらんワードでは。
出てくる人たちが本当に良い人ばっかり。癒されます。特に、男性はみんな紳士ですねぇ。外伝の「GENTE」まで含めて全4巻のシリーズ。
ドミノキック(完結、全2巻)
「今、ここで〇〇したらどうなるんだろう?」という気持ちを抑えられないお嬢様と、それをフォローする執事の話。
執事のフォローが予想外&ゴリ押しすぎて面白い。ギャグセンスある人ってほんと尊敬します。
師匠、狩りのお時間です(連載中、2巻)
タカを使って狩りをする「鷹匠」の生活を描くコミックエッセイ。マニアックで深い世界で面白い……意外と今でも鷹匠の人っているんですねぇ。
タカと日本の野生動物について詳しくなれますよ~。猛禽類かっこいい! 男のロマン! でも、意外と繊細で引きこもり体質らしい……(笑)
群れなせ!シートン学園(連載中、3巻)
人間と、それ以外の哺乳類が一緒に生活している学園。そこを舞台に繰り広げられる日常とラブコメ。動物ネタ満載で面白い。生き物好きにはいい感じ。
ただしメスはがっつり擬人化(耳、しっぽが付いてるだけ)。オスの顔は割とリアルなんだけど……ま、ここは一般向け商業連載なんでしょうがないところですね。
おすすめ度 高
ここからは特にお気に入り! なんど読み返しても飽きない大好きな作品です
うらみちお兄さん
体操のお兄さん+人生に疲れてきてやばい大人、という組み合わせが面白すぎる。子供向けのはずが大人の闇全開。しかし、やばいシーンも放送されまくってる気がするけど、この番組は世間でどんな扱いなのか(笑)
銃夢(連載中、9+18+4巻)
SFバトルアクションの傑作。知名度は低めだけど、めっちゃめちゃ面白い! とくに第1章になる「銃夢」。世界観、迫力、テンポの良さ、すべてが高得点です。サイバーパンクな世界で、サイボーグたちが命をかけた格闘戦を繰り広げる。
そんなに長くないのに、ものすごい密度。そして、悪役の「ノヴァ教授」の存在感が強烈。個人的に好きな悪役ナンバーワンかも。
銃夢も長いシリーズで
「銃夢」が第1章(完結、全9巻)
「銃夢 LastOrder」が第2章(完結、全19巻)
そして現在「銃夢 火星戦記」が最終章として連載中。(4巻)
でも、第1章である「銃夢」だけでもある程度の話はまとまっていてるので、「銃夢」だけでも読んで欲しい! というか「銃夢」が1番面白いんですよねぇ。ほんと「名作」と呼べるクオリティ。
HELLSING(完結、全10巻)
吸血鬼のロマンあふれる殺し合い。出てくるキャラがみんな魅力的な作品。美学と信念を持っている!
まぁ、イカレたやつらばかりだけど(笑) まともな常識人がほとんどいない。目的のためなら自分の命も周りの命も気にしないやつだらけ。
何といっても悪役の「少佐」が超すごい! 完全なる狂人だけど、すさまじいカリスマ。漫画史上に残る魅力的な悪役でしょう。
セリフもかっこいいし、絵もすごい迫力。2巻まではそこまで上手くないんだけど、3巻に入ってから画力が向上しまくってイラストのレベルが上がりまくり。
ドリフターズ(連載、5巻)
有名人の異世界戦争アクション。↑のHELLSINGと同じく、平野耕太の作品。相変わらず、キャラとセリフが最高にかっこいい! 厨二病とロマンの塊。
鋼の錬金術師(完結、全27巻)
錬金術ダ-クファンタジー。ちょうどいい長さで、インフレしないで終わったバトル漫画の名作。単行本だと27巻、これぐらいが個人的には読みやすい。引きのばした感じがなく最初から最後までテンポよし。
困難にぶち当たりまくり、めっちゃハードな生い立ちなのに、決してあきらめずに希望を失わない主人公の強さがすごい。
銀の匙(連載中、14巻)
農業高校を舞台に、主人公たちの青春と農業の苦労を描く! 農業高校ってのが珍しくて面白い。ギャグと真面目なパートのバランスも絶妙。
あと出てくる食べ物が本当においしそう……(笑)
ワンピース(連載中、87巻)
超人気のバトル漫画。これも、やっぱり人気になるだけの理由がありますね。
ロマンあふれる世界、個性豊かな能力者たちの迫力ある戦い。ギャグが多くて読みやすいけど、熱くなる時は最高に熱くなる。やっぱ面白いです。
ドラゴンボール(完結、42巻)
説明いらずの伝説の作品。インフレするバトル漫画の出発点。やっぱ面白い!
悟空もベジータも良いキャラですなぁ。
のだめカンタービレ(完結、全25巻)
音楽大学、そしてクラシック業界が舞台。ピアノ科でゴミ屋敷に住む変人女子「野田恵(のだめ)」と、指揮者を目指すエリート&イケメン&俺さま系男子の「千秋真一(千秋先輩)」の2人を中心とした物語。
変な人間ばっかり出てくるけど、みんな好きなことには一生懸命。そして上手くいった時はなんとも楽しそうで、読んでるこっちまで嬉しくなっちゃいますね。この作者さまは魅力あるダメ人間を描かせるとほんといい。
「音楽」という直接絵には出来ないものの魅力を上手く表現してる演奏シーンもすばらしいセンス。
プ~ねこ(連載中、6巻)
シュールなギャグ漫画。猫たちはリアルに描かれているけど、普通にしゃべる。
ギャグの内容が天才だと思います。普通の発想だと思いつけないようなギャグが多数。私の文章力では説明不能なので読んでいただくしか。ハマれば癖になること間違いなし。
暴れん坊本屋さん(完結、全3巻)
漫画家かつ書店のアルバイトである作者さまが描く、本屋業界の内情コミックエッセイ。突っ込みにセンスを感じる。作者さまが大の本好き&オタクということで、とっても親近感が(笑) 本好きあるあるネタも充実。
くるねこ大和(連載中、12巻)
ペットの猫たちとの日常生活。大人気ブログの書籍化作品。猫好きにはたまりません! 絵も、すごく表現力があって猫と作者さまの生活がいきいきと伝わってきます。
ギャラリーフェイク(完結、23巻)
美術と、その偽物をテーマにした作品。偽物(フェイク)に注目しているのが個性的。
主人公の「藤田令二」は、裏社会まで知り尽くした美術品のブローカー。日本だけなく世界中を飛び回り、美術品を探すためには危険があっても諦めない。
芸術の美しさと、その周りにある人間ドラマ。そして美を利用して儲けようとする犯罪者たちの物語。
作者さまの知識量がはんぱじゃない! 絵と彫刻だけでなく、陶芸・古代遺跡・ブリキのおもちゃまで。読んでいて圧倒されますね、どれだけの資料が必要だったのやら……
しろくまカフェ(連載中、5+2巻)
動物と人間たちが平等に暮らす世界。白くまとパンダを中心とした、まったりとした日常。出てくる動物たちがリアルに描かれているのが面白い。癒される世界観。
OL進化論(連載中、37巻)
社会人の生活をほのぼのと描く4コマ。初期はやや毒があるが途中から作風が変化し、まったりゆったり読める内容に。
大爆笑というわけじゃないんだけど、落ち着いた面白さで何度読んでも飽きない。なんというか、こういのが大人にとっての理想の生活・家庭なのかもしれませんね。
いしいひさいちの4コマ
4コマ漫画の天才、それが「いしいひさいち」。登場人物がドタバトと走り回る! リアクションが大きい! 読み出したら止まりません。私が今まで読んできた4コマの中では1番だと思います。
この人の漫画は安定して面白い。どれも外れなし。落ちの面白さ、ギャグのキレ。4コマの中の4コマ。
アタゴオル(完結、10+18巻)
私の1番のオススメです。最高のマンガ。読んでない人は人生損してると思う、それぐらい好きでオススメしまくりたい作品。一生の宝物、私の聖書と言ってもいいぐらい。
植物と鉱物、猫と人、古代文明と謎。作者の想像力が噴き出している、個性あふれる本格ファンタジー。基本的に1話完結で読みやすいのも良い。
宮沢賢治と似たような世界観だけど、物語の雰囲気は違いますね。なにせ、主人公の「ヒデヨシ」は酒くさいデブ猫(笑) 万引きはするし食い逃げもする犯罪者!
幻想的な世界の中心に、社会のクズ。こんな無茶苦茶なトラブルメーカーを主人公にできるのは天才だけですよ。
でも、ヒデヨシに悪意はまったくないんですね。まさに自由な猫であるだけ、社会のルールなんて気にしなくても生きていける。自己中心的で迷惑だけど自由を体現する、まさにファンタジー世界の住人。
現実とは何もかも正反対。ロマンと自由がある世界。それがアタゴオルなのです。
アタゴオルは長いシリーズで、「アタゴオル」(10巻)が前期で「アタゴオルは猫の森」(18巻)が後期。
でも、初めて読むなら「アタゴオルは猫の森」からがオススメ。1話完結なので、途中から読んでも問題ありません。
「アタゴオル」の方はかなり古い時期に描かれた内容なので、絵柄がちょっと読みにくい。先に猫の森から入って、気に入ったらアタゴオルの方もぜひどうぞ。
番外 web漫画
web漫画は基本的に商業作品よりレベルが低いけど、中にはすごく面白い作品もあるんです! 特に↓の3つは大好き。自信をもってオススメしまくります。
パプリカGIRLS
アメリカの絵柄とノリに、日本の狂気と萌えをぶち込んだ漫画。セリフ回しがかっこよすぎて笑う。
グロい作品は多いけれど、この勢いは珍しい……作者は間違いなく天才。センスがやばい。
旦那が何を言っているかわからない件
重度のオタクで2チャンネラーの旦那と、ヤンキーあがりだけど真面目な社会人カオルの同棲ラブコメ。学生ではなく、2人とも社会人で同棲している所からスタートなのは少し珍しい?
萌えをいまいち理解できないカオル、そんなカオルに萌えまくりラブラブな旦那。いやー、オタクの結婚相手としてはカオルさん最高すぎでは。
竹やんと坂本くん
竹やんっていうちょっと不思議な女の子と、彼女に翻弄される坂本くんのラブコメ4コマ漫画。2人のラブラブっぷりと、竹やんのギャグがシンプルに面白い作品。周りの全員から公認されまくってて、なんともうらやましい。
ゆるおに
人食い鬼たちのゆるい現代生活。時々、ゆるくない。人食い鬼ばっかり出てきますが直接的な描写は無いので怖くはありません。
それぞれのキャラ立ちが半端じゃない! キャラ1人1人の個性と魅力がビシビシ伝わってくる。私のお気に入りは右近と沙羅。
さて、いかがだったでしょうか。すべて私の好きな作品、自信をもっておすすめしますよ。1作品でもみなさまの漫画ライフに新しい発見があればさいわいです。
他のweb漫画はこちら!