『ダンジョン』という設定について、あえて突っ込みを入れてみる!

なんでダンジョンの中に宝箱が用意してあるのか……? そもそも、ダンジョンってどうやってできるの? 地下深くに生息するモンスターって無害な野生動物なんじゃ?

By Crisco 1492 (Own work) [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

というわけで、今回のテーマは「ダンジョン」。今ではもっぱらファンタジー作品に出てくる言葉で、地下迷宮などを意味します。英語で言えばdungeonまたはdonjon

考えてみれば謎の領域ですよね、ダンジョンって。まぁ、わざわざ突っ込みを入れる方が無粋なんだけど今回はあえて色々と考えてみますよ!

語源と意味の変化

最初に「ダンジョン」という言葉について。語源は古いフランス語であり元々の意味は「君主」。そこから転じて、中世になると城の最重要部分である中心部の頑丈な塔を意味するようになります。君主を守るための最終拠点。

そして強度を優先するため、これらの塔の下部には窓がありませんでした。内部は暗かったのです。

Rob Bendall [Attribution], via Wikimedia Commons

↑古い意味のダンジョン。下部には窓が無い。

時代が進むと、塔の下の空間は囚人を捕らえておく牢屋などに利用されるようになっていきます。ここからさらに転じて、ダンジョンは牢屋・地下牢・地下納骨堂などを意味するように。

始まりは「君主」だったのに、だんだん意味が変わって死・恐怖・暗闇の象徴になったわけで。言葉の意味の変化も面白いもの。

さてさて、ヨーロッパでは「古い城の地下には財宝があったり怪物がいたりする」という考え方があり、これが直接的にファンタジーRPGの設定につながっていきます。

「ダンジョンズ&ドラゴンズ」「ウィザードリィ」「ローグ」「ダンジョンマスター」などの初期RPGの舞台として注目され、RPGという単語とともに定着。ゲーム内の意味合いとしては、地下牢というより「地下迷宮」って感じに。

さらにさらに! 日本でRPGの世界観が多様化するにつれてダンジョンも変化。最近では、森のダンジョン・火山のダンジョン・天空のダンジョンとか普通に言いますよね(笑) もはやこうなってくると「ダンジョン=地下迷宮」とも言えません。

今となっては「モンスターがいてアイテムなどがある攻略目標、冒険の舞台」ぐらいの意味でしょうか。言葉の意味もどんどん変わっていきますねぇ。

ダンジョンという設定について考えてみる

さあ、ここからはダンジョンというものについて面白おかしく考えていきますよ!

ダンジョンって、どうやってできるの?

まずはダンジョンの出来上がり方について。

巨大な地下迷宮なんて、どうやって出来上がるのか!? わざわざ地下に巨大な施設を作るなんて魔法を使っても大変な労力でしょう。

それとも巨大モグラ・ワームなどの地下モンスターが掘り進めたのでしょうか? 考えてみればよく分からない。

特に人工的に作られたっぽいダンジョンは謎すぎます。すごい複雑な謎解きとか大きな仕掛けがあったりしますが……特にゲーム作品ではやたらと複雑な構造になってたり。ゼルダの伝説シリーズのダンジョンとか、めっちゃ仕掛けまみれ。

誰が何の目的に作って、何がどうなってモンスターだらけのダンジョンになっているのやら?

もちろん世界観として「魔王の拠点・古代の遺跡」などなどしっかり説明している作品もあるにはありますけども。

それに、地下10回以上の巨大ダンジョンとかになったら地盤沈下とか起きないのでしょうか(笑) 穴を掘りまくってるわけですからねぇ、崩れてしまっても不思議じゃありません。主人公たちが大魔法を放ったら生き埋めになったりするかも(笑)

宝箱とか罠って、だれが用意してるの?

これもよく突っ込まれることでしょう。モンスターしかいないダンジョンに、なんで冒険者用の宝箱が用意してあるのか……? こっちは森や火山などの自然系ダジョンで不思議度アップ! 先回りした誰かがセットしてあるのでしょうか

By PaulineM (Own work) [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

↑宝箱。リアリティはない!

罠も謎ですよね~。そもそも、なぜ罠を設置してあるのか? 古代の遺跡だとしても作った人も罠があったら内部を移動できないはず(笑) 入りなおすたびに再起動するのも謎。

まぁ、この2つは「ゲームだから!」で終わる話ですけどね。ゲームの面白さのためなんですから、リアリティが無くてもOK。逆にゲーム以外でダンジョンを描く場合には、少し工夫がいるところかもしれません。ゲームじゃないとしたら謎すぎます!

地下のモンスターって危険なの……?

ダンジョンに潜ってモンスター倒してレベル上げ&アイテム探し、なんてのはRPGだと定番。

しかし、ダンジョンって地下深い迷宮とか町から遥かに離れた深い森だったりするわけで、そこに住むモンスターって人間に被害を及ぼすんでしょうか……。

はたして退治するべきものなのか。村人を襲うモンスターとかなら分かりますが、辺境にあるダンジョンの生物って冒険者が自分から侵入しない限り無害なのでは……ほっとけばいいんじゃないの?

この場合、主人公たちはモンスター(=野生動物?)を必要性もないのに虐殺しに行く悪いやつになってしまいます(笑)

もちろん、これも世界観的な説明がされる作品もありますけどね。素材になるので狩りをしに行っている、放っておくとモンスターが人里に降りてくるので先手を打っている、モンスター自体は退治する必要が無いが最深部にたどり着く必要性があるので邪魔、などなど……

でも、特に設定もなしに「なんとなく」でダンジョンの野生動物をぶっ殺しに行く作品もあって、そういうのは気になるところ(笑)

まとめ

・ダンジョンって、どうやってできるの?
・宝箱とか罠って、だれが用意してるの?
・ダンジョンのモンスターって危険なの……? 倒しにいく必要はあるのか?

今まで3つの視点で考えてみましたが、やっぱりゲームの設定はゲームだから許されてる部分も多いってことでしょうか。小説・漫画などにする場合は、ゲームの世界観をそのまま流用してしまうとリアリティが無さすぎて微妙そう(笑)

 

 

突っ込みを入れてみるシリーズ!

https://souzouryoku.com/huge-humanoid-robot/