創作を面白くするコツは、料理をおいしくするコツに似ていると思う

どうもパッとしない、細かい部分が雑というか…… 自分で料理して見ると問題点が実感できるはず

自作のペペロンチーノもどき

というわけで、今回は「創作を面白くするコツは、料理をおいしくするコツに似ていると思う」「作品を面白くしたい人は料理してみるといいのでは」という話をします。

最初に私の料理経験を書いておくと、1人暮らしをしていた時に3年ほど自炊してました。最初の半年ほどは失敗も多くてマズい飯を食べたもの(笑)

それと現在でもたま~に作ったりしてます。まぁ、全然自慢できない内容ですが最低限の料理経験はあると思ってください。

面白くない作品は、おいしくない料理に似ている

私のここ最近の趣味はweb上で漫画・小説を読むこと。↓のようなまとめ記事も作ってて、数としてはかなり多く目を通してきた自身があります。

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これらの記事では面白くておすすめの作品を紹介しているわけだけど、当然ながら読んでみたけど記事には載せてない作品もたくさんあるわけです。

「なんかパッとしないなぁ」「どうも盛り上がりに欠ける……」「何が描きたいのか、よく分からん」

なんか、こういう気分って何かに似てる。そして最近になって気づいたんですけど、これっておいしくない料理を食べてる時の感想とほぼ同じ。

みなさんも今までの人生で経験があると思います

「味がぼんやりしてる……」「なんか手抜きっぽい」「見た目はそこそこだけど、食べるとおいしくない」「調味料が濃いだけで食材のうまみがない」

そういった気持ち、それがおもしろくない作品を読んだ時の感想に近いんです。

作りが雑、気配りが無い

ステーキを焼くとしましょう。でも、一口に「ステーキを焼く」と言っても完成度には幅がありますよね。

①とりあえず中まで火は通ってるけど、まったく焼き色が付いておらず白っぽい

②焼きすぎて表面が焦げてる。中もパッサパサ

③強火で表面をカリッとしつつ、短時間で仕上げて中は肉汁ジューシー

この中だと③がおいしそう、①②は微妙。同じ「ステーキを焼く」でも、雑に作ったり気配りが無いとおいしくならない。

これが創作でも同じで、一口に「巨大なドラゴンを仲間と協力して倒す」とか「悪役との剣による戦い」「美少女との甘いデート」とか言っても、完成度に幅がある。

ぼんやりと「ステーキを焼こう」とだけ思ってちゃダメ。「強火で表面をカリッとしつつ、短時間で仕上げて中はジューシーに焼き上げよう」と思ってないと。具体的な手順と完成形のイメージが重要。

これと同じで「巨大なドラゴンを仲間と協力して倒すシーンを描くぞ」だけじゃ良くないのでは。「最初は巨大なドラゴンの強さに圧倒されるも、とっさの気転と仲間の一糸乱れぬ連携によって逆転勝利する迫力のバトルシーンを描くぞ」などとイメージしておかないといけない。具体的な手順と完成形。

面白くない作品って、細部に対する気配りが足りてない印象。輪郭線としては良いんだけど中身が練られてない。取りあえず作ったみた、って感じ?

麺が伸び伸びになってるパスタはおいしくないですよね。

中心部が固いままの大根の煮物、スパイスが効いてないカレー、べちょっとした唐揚げ、焼きすぎてパサパサのオムレツ、ぜんぜんパラッとしてないチャーハン……そういう感じ

自作のミンチカレー

料理してみると創作のコツが分かるのでは?

ここまで「面白くない作品は、おいしくない料理に似ている」という話をしてきました。が、ぶっちゃけ料理をしたことない人にはピンと来てないのでは。どんなことも文章を読むだけで実感して理解できたら苦労しませんし。

というわけで、作品を面白くしたい人は自炊をしてみるといいと思います。創作を面白くするコツは、料理をおいしくするコツに似ている。おいしい料理を目指す中で創作も面白くなるのではないかと。

料理の性質 下手さがダイレクトに納得できる

「料理」という創作ジャンルの性質として、「自分の下手さがダイレクトに納得できる」というものがあると私は思ってます。自分が時間と労力をかけて作った料理でも、マズいものはマズいんですよ(笑) 酒粕汁を作った時、ミスして酒粕を5倍ぐらい濃く入れちゃったときは食えたものじゃなかった……

他人からのアドバイスを聞き入れにくい人っていますよね。「ここが変じゃない?」「もっと練習したほうが良くない?」「つながりがおかしいと思う」などと言われても

「いや、これはこれでいいんだ!」「俺の個性だから直さなくていい」「どうして私の創作は理解されないのか!?」みたいに思ってしまう。

でも、料理だと下手さが素直に納得できる。だって失敗したものはマズいんですよ。自分で食べた瞬間に「あ、これはミスったな」と本能で分かる。何の言い訳もしようがない。

もちろん料理にも好き嫌いの問題はありますよ。でも、それは最低限のラインを超えてからの話。下手な料理、失敗した料理はどれだけ理論武装してもマズいんです。

料理をすると創作における自分の下手さについて素直になれる。

①手抜きしない、雑にしない

ここからは料理をおいしくするコツから、創作が面白くなりそうなポイントを書いていきます。まずは「1つ1つの作業を手抜きしない、雑にしない」ということ。

お好み焼きを作るとします。生地を作る時に、「めんどくせぇ!」と思って、出汁の中に粉を一気に全部入れてしまうと玉になってしまうもの(実体験)。玉ができると食感が悪くなる。なので、手抜きせずに複数回に分けて少しずつ丁寧に混ぜていくほうがおいしくなります。

また、キャベツを切る時も「てきとうでいいだろ!」と大きく雑にすると、焼いたあとに切り分ける場面で引っかかって苦労するし、これまた食感が悪くなる(実体験)。ちゃんと細かくしたほうがいい。

手抜きしても「お好み焼き」はできあがりますが、「美味いお好み焼き」は完成しない。

これは他の創作でも同じなんじゃないでしょうか。1つ1つのシーンを書くときに雑になっていないか? 丁寧にやっているか? 

キャベツを切る、でも「とりえあず一口サイズにしただけ」と「丁寧に細かく千切り」では完成度に差が出るんです。

バトルシーン、会話文、キャラの心理描写……なんとなくでやってませんか? 1つ1つの場面の完成度を高めていくことが、作品全体の面白さを上げることにつながると思います。

②逆算する、完成形のイメージを先に持つ

料理って完成したイメージが先に合って、そこから逆算して材料をそろえるんですよね。「今日はカレーを作ろう! そのためにジャガイモ、玉ねぎ、肉、ルーを買って……」みたいな。

まぁ、冷蔵庫の中のあまり物を見て、それを消費するためにメニューを考えることもありますけどね。でも、基本的には作りたいメニューに合わせて材料をそろえる。

他のジャンルでも作りたいものをイメージして、そこから逆算するといいのでは。「剣と魔法のバトルファンタジーにしたい! そのために必要なストーリーと設定は何か?」「学園を舞台にした恋愛ものがいい! どんなキャラクターが魅力的だろう?」

材料からメニューを考えるよりも、メニューに合わせて材料をそろえたほうがおいしい料理になります。

また、実際の作業も今から何を作るのか意識してから始めるもの。「豚肉と白菜の煮物を作るか。そのために、まず白菜を洗って刻んで……」という具合。

これも他の創作ジャンルでも使えるでしょう。つまり、今から何を作るかイメージしてから始める。

流れで書くのではなく「モンスターとの迫力あるバトルシーンを書こう!」「ここは、ステキな先輩とのロマンチックな出会いのシーンだ!」などと意識してから作業を開始。

③材料が悪いとおいしくならない

今までのポイントは料理法に関するものでした。だけど、そもそも材料が悪いとおいしい料理にはなりませんよね。

解凍のホタテより、生ホタテのほうが断然うまい。冷凍食品の唐揚げより、めんどうだけど生肉を買ってきて家で揚げたほうがおいしい。

他の創作分野に当てはめると、材料というのはキャラとか世界観になるでしょうか。ここが安っぽいとかテンプレすぎると、いざ料理を始めても(=作業を開始しても)良いものができてこない。

材料にもこだわっているか、工夫があるか。ここも重要だと思います。

まとめ!

・面白くない作品は、おいしくない料理に似ている。細部に対する気配りが足りてない印象。

・料理は自分の下手さがダイレクトに納得できる。時間と労力をかけて作ったても、ダメなものはダメ

・創作を面白くするコツと料理をおいしくするコツは似ている。作品を面白くしたい人は自炊をしてみるといいのでは。

・①1つ1つの作業を手抜きしない、雑にしない

・②逆算する、完成形のイメージを先に持つ

・③材料が悪いとおいしくならない。材料(=キャラ・世界観など)にも手抜きせず良いものをそろえる

いかがだったでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。1番重要だと思うのは、やっぱ1つ1つの場面を手抜きせず丁寧に作ることですね。ここが料理をおいしくするポイントであり、面白くない作品に足りてない部分だと感じます。自炊はきっと効果あると思いますよ~。

 

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